トランプ・レイシストの旗を掲げるデモ隊

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トランプはなぜ嫌われているのか?デモが起こる理由と今後の方針について

時事ネタ

更新日:

大統領就任おめでとうございます。最初の鐘はもう鳴りましたでしょうか。デモものすごいですね。支持率も近年の大統領の中ではやたら低いです。

なんでそんなに嫌われているんですかね。

なんとなくは分かるんですよ。ヤバそうっていうのは。でも日本にいるとアメリカの空気感がどうしても分からなくて、なんで国民が真っ二つになるほど加熱しているのかっていうのがイマイチ見えてこない。

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反トランプデモに参加する理由

調べてみると人々がデモに参加する理由は、本当に様々でした。

  • 女性蔑視問題に対する反感
  • ※DACAプログラム廃止の反対
  • メキシコに壁は作らせない
  • 人種差別反対
  • 宗教弾圧反対
  • その場のノリ

※DACAプログラム

親に連れられて不法移民としてアメリカに来た子供たちの救済プログラム

ザーッと調べてみたところこんな感じ。

やっぱり選挙前の過激な発言に危機感を募らせている面が強いみたいです。それをマスコミの扇動ととるか、トランプ氏の人間性に問題があるととるか、あまり政治の内部事情に踏み込まない分析だと、主にその二つの意見に割れています。

実際、現地の生活をして、現地の空気に触れないと、自分の頭で本当のところを考えるのは難しそうですね。

僕が読んだ中で、一番アメリカの空気が伝わってきたのがマイケル・ムーア監督が当選を予見した時の記事。反対派が何を考え、賛成派が何を考えているのかが、なんとなくですが分かります。

ちと長いですが。

放送禁止用語の連発

これだけ嫌われる理由のまず第一には、とにかく過激な発言が多いことですかね。

反社会的な発言は、心理的に人の興味を惹きやすいですから、トランプ氏が出演すればTVの視聴率は軒並み上昇。それにマスコミが飛びついた結果、暴言大統領の異名が付いてしまったことは、言われている通り大きな理由のひとつだと思います。

選挙中の過激な発言はマスコミに連日取り沙汰されて、それが直接支持率に響いています。

そうして興味を惹かれれば、SNSでネガティブなコメントと共にシェアが広がります。SNSがこれだけ大規模なアンチ層の形成に一役買ったのは間違いないでしょう。

日本でもSNSで流れてきた情報だけを見ると、ありえない人物のように見えました。

SNSは基本的にトリミングされた情報なので、判断を下すには色々情報が足りませんが、沸いてくる心象は良いものではありませんでした。

人間性に問題がある

マスコミのネガティブキャンペーンが原因だ!とする意見を一蹴するかのようなこんな記事が。

トランプ氏が嫌われるのはメディアのせいとも言われていますが、それは本末転倒で、トランプ氏の人間性に問題があるから嫌われているだけです。ほとんどのアメリカ国民が、トランプ氏が人格破綻者、病的虚言者、病的自己中、自己陶酔者、切れやすい凶器である事を知っていて、それ故、8割近くのアメリカ国民がトランプ氏は大統領にふさわしくないと言っていたのですが、2割のアメリカ人がトランプ氏に投票したことにより、一般投票では200万票以上もの差をつけられながら、何故か大統領に当選してしまいました。

反トランプデモ、トランプ氏は何故そこまで嫌われるのか? | 英語の勉強サイト より引用

得票数で勝ったのに負けたっていうのは、アメリカの大統領選の「選挙人システム」のせいです。

選挙人システム

アメリカの有権者の投票でまず各州から選挙人を選び、その選挙人が大統領を指名するシステム。よく勘違いされますが、アメリカは有権者の直接投票ではありません。

  • 当時はまだメディアが発達しておらず、大統領の主張をアメリカ全土に伝える手段がなかった
  • 直接選挙にすると奴隷が多い南部が圧倒的に不利になる

という二つの理由から1787年に発効されました。なぜそんな古いシステムが未だに残っているのかというと、

  • 憲法で決まっているので修正が難しい
  • アメリカの二大党である共和党・民主党を強化するので、変更される見込みはない
  • この制度のおかげで人口が少ない州にもで向いて選挙運動を行う必要がある
  • そのため、人口が多い州の声だけが取り上げられることがない

そんなこんな理由で、選挙人のシステムは米国民に支持されています。

さて、果たして本当にトランプ氏は人間性に問題があるのか――。

この辺が、遠い島国の日本から見るとイマイチ分かりにくく、デモを起こすほどか?っていう疑問はやっぱり沸いてきます。発言がヤバイのは知っているけど、ちゃんと選挙で選ばれたんじゃないの?っていう。

個人的には、トランプ氏は賢い人だとは思っています。実際結果が出ていますし、「不動産王のトランプ様だぞ!」ということで。

ところで「賢さを何に使うのか?」というのが人間性が担う部分ですが、人間性では選挙には勝てませんからね。と同時に、人間性では政治は出来ないわけで……。

本当に人間性に問題があるのかどうかについては、正確な判断が難しい。あまり感情に任せて悪口も言いたくないですし。ブッ飛んでるとは思いますけれども。

とは言え、これだけ大規模なデモが起こっているということは、「問題がある」と思っている人がかなり多いことは確かなようです。

有色人種の声

人間性を焦点に話を進めてきましたが、生活への実害を心配してデモに参加している人もいます。

トランプ氏は、「メキシコとの国境に壁を築く」「イスラム教徒は即刻締め出し」など、メキシコの不法移民問題やイスラム国の問題に対して、かなり強硬的な発言を繰り返してきました。

もし実現すれば、これは大きな変化です。良い方に変わる人もいれば、悪い方に変わる人も大勢いると思います。善良なイスラム教徒は無実に国外退去ですし、親に連れてこられた不法移民の若者だっています。

彼らにとってみれば、理不尽極まりない。彼らのケアについては何も語られていません。

そもそも、国費を投じた大規模なアフターケアがトランプ・アメリカからあるのかと言われると、あまり期待できそうにありません。

現代のアメリカには、そういう微妙な立場に立たされている人が大勢いるようです。また、そうした人たちと近しく、大切に思う友人や恋人、家族も大勢います。自分は関係なくても、良き友達が国外退去させられそうになっていたら、僕もデモに参加するかもしれません。トランプ氏を人種差別主義者として罵り、感情に訴えたかもしれません。

そうした横の繋がりが、デモをより悲痛で過激なものにしているのでしょう。

過激なやり方のリターン

結局のところ、「反対するなら人間性を攻撃するのが一番効果的(だと思われている)」というのが、ここまで嫌われている大きな理由なんだと思います。

嫌われているというよりも、トランプ氏のやり方をトレースしているような感じを受けます。「目には目を」ですね。

もともと、トランプ氏の選挙戦略は、過激なレトリックでパンチを食らわせてブルーカラーを積極的に取り込むやり方でした。やり方が過激になればなるほどアンチ層と支持層の溝は深まっていき、アンチ層はより過激に、支持層はより熱狂的に。過激・熱狂はどちらも盲目的になります。

そんなわけで、アメリカは今絶賛沸騰中。トランプ氏の強硬的な発言に思いっきり乗っかって、有色人種に対して犯罪を犯すバカまで現れる始末。

トランプ氏が直接悪いわけではありませんが、沸かしたお湯をどう冷ますのかは大きな問題になっています。

とは言っても、これらは選挙演説の熱がまだ冷めてないと見るのが妥当で、“大統領に相応しかったのかどうか”が本当の意味でわかるのはこれからの政策如何でしょう。

それらを良しとする人も、反対に泣いて膝から崩れ落ちる人も現れると思います。これだけ大きな変化を起こそうというのに、“みんな納得”は絶対無理ですし。まぁ、日本はそんな感じで国民全員がひどい目に遭いましたが……。

で、実際どんな政策を進めていくかについては、2月には施政方針演説待ち。選挙演説中に「経済政策は100日で断行する」という約束もしていますし、早いうちに大体のカードは出揃いそうです。

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