下剋上受験

ドラマ「下剋上受験」の実話原作が深い!現在は東大合格に向けて勉強中!

時事ネタ

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2017年1月から放送される新ドラマ「下克上受験」。「学歴社会なんて……」という風潮も強まってきていますが、やはり今でも学歴が持つ影響力は根深いですね。

「下克上受験」は、学歴とはまるで縁のない中卒の両親のもとで育った娘が、最難関中学を受験するというストーリー、実は実話の原作をもとに作られたドラマです。

ドラマがどこまで描くのかは分かりませんが、原作の内容はとても深みのある話で、ぜひ紹介したいと思ってこの記事を書いています。

※少なからず内容をネタバレするので、ネタバレしたくない時はそっ閉じしてください!

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原作のあらすじ(ネタバレ)

まずは簡単にあらすじを紹介します。

話はもう知っている!という方はススッと読み飛ばしちゃってください。

きっかけはインターネット

お父さんが“高学歴”にこだわりを持つようになったのは、インターネットがきっかけでした。

今まで高学歴の人と関わらずに生きてきたお父さん。しかし、今ではネットの普及で高学歴の人たちのやり取りや考え方に、簡単に触れることが出来ます。

そこで知った高学歴の人の人生……年収、職業、考え方、食生活、は、お父さんの想像を遥かに超える幸せの形でした。

ネットでそうした情報を漁っていくうちに、「努力をしてこなかった自分はしかたない。でも娘を同じ様にしてはいけない」という思いが強くなっていきます。

「そこそこ」ではなく「エリートを目指す」

最初は「娘ならそこそこの高校に入ってくれるんじゃないか?」という思いがありました。しかし、ネットで調べものをしていくうちに、「そこそこの高校」ではお父さんが思い描く幸せは実現しないということが分かってきます。

「思い描く幸せを手に入れるには、エリートじゃなきゃダメだ!娘をエリートにしたい!」

しかし、娘の偏差値は41。お世辞にも良いと言えるものではありません。ましてや、もう小学5年生。時間もありません。エリート校なんて夢のまた夢。

塾に入れることも考えましたが、塾側から帰ってくる返事は「娘さんなら今からでもそこそこの高校は狙える」というもの。

お父さんは、高いお金を払うのに「そこそこの高校」という提案に納得がいかず、塾の都合の良いセールストークと「最終的には本人次第」という逃げ口上に不信感を募らせて、自分で娘の勉強を見ることを決意しました。

狙うは中学受験の最高峰、桜蔭中学校。女子御三家と言われる、4人に一人が東大に行く超エリート校です。

そうして、1年で偏差値70越えの超難関校に合格するため、二人の猛勉強の日々が始まります。

親塾

よしやるぞ!と意気込んだはいいものの、いざ始めてみると小学生レベルが超難しい。その上、量も半端じゃない。縁があってもらってきたプリントと問題集は、なんと大きいダンボール3箱分。

それでも怯むことなく、お父さんは娘と二人三脚で、確かな手ごたえを感じながら勉強を進めていきます。

さらに、2人だけでは限界があるので、知り合いの女子大生に声をかけて時給1000円で手伝ってもらうなど、あの手この手を尽くして取り組んでいきます。

もちろん、2人の無謀な挑戦は、いろんな壁にぶち当たりました。

勉強が難しくなるたびに「何でこんな問題が出来ないんだ!」とイライラして怒鳴ってしまうことも。親子関係の悪化は、娘のモチベーションに関わってきます。

「これはマズい」と思ったお父さんは、心療内科を受診。もちろん健康な人に薬は出ないので、「どうしてもイライラが抑えられない」「このままでは妻にDVを……」なんて嘘をついてまで薬を処方してもらってきます。

寝不足とストレスで体調不良は続き、ついにはうつ病と診断され、2人とも疲労はずっとピーク。それでも受験前は毎日徹夜して、次の日の予習とプリント作成の毎日。娘は学校を休んでまで勉強を続けました。

受験の結果と反省

そうして挑んだ受験でしたが、結果は不合格でした。

削れるものは限界を超えて削って勉強だけに集中してきた1年半で学力は飛躍的に伸びました。しかし、お父さんはこう思っていました。

「例え時間があっても、娘は不合格だっただろう」

お父さんはこれまで、知識の量が全てだと考えていました。しかし、詰め込むだけ詰め込んでも使える知識にはなりません。アウトプットのための準備をしておけること、アウトプットをする生活に慣れておくこと、それこそが最難関に通じる“学力”なんだと、その時初めて気が付いたのです。

受験を終えて、娘は「桜蔭中学校の受験会場にいたのは、とても自分が1年頑張ったからと言って追いつけるような子たちではなかった」と振り返りました。その言葉に「自分は間違っていたのかも」とうつむくお父さん。しかし、娘は「大丈夫。距離は掴んだから、間違いなく辿り着ける」と慰めます。

実話の深みがすごい

ざっくりとしたあらすじはここまで。

本当にざっくりお伝えしたので、紆余曲折の「う」の字もお伝え出来ませんでした。

あらすじでは紹介できませんでしたが、お父さんは「子供に受験をさせる」のではなく、「子供と一緒に頑張る」というスタンスで娘さんと同じ目標を同じ位置から見ていました。

「子供の未来のために」と自分の考えを頭から押し付けてしまいそうになるところを、自分の考えを寄り添わせるように娘さんと一緒に頑張る姿が感動的です。

文字通り血の滲む日々を過ごした娘さんが、受験勉強を「楽しかった」と振り返っているのも印象深かったです。

中学受験に反対だったお母さんを「中卒の生き方に染まっている」と突き放しながらも、「そういう存在も必要だ」と受け入れたお父さんの考え方や、お父さんの価値観を大きく変えたネットサーフィンの日々などなど。

そして受験を終えて得たものや、失ったもの。変わったことや変わらなかったこと……。

深みのあるエピソードがたくさんあって、とてもこの短い記事では紹介しきれません。

「幸せとは何か?」「学力とは何か?」「知識とは何か?」「理想の親子関係とは?」「理想の家庭環境とは?」などなど、色んな切り口から奥深く考えさせられる内容になっています。

「目標の達成」だけでなく、人生という大きな枠組みで学べるところは多いです。

ドラマがどこまで描けるかは分かりませんが、ぜひぜひ手に取って読んでみてもらいたいと思います。

現在は東大受験に向けて猛勉強中

原作では、娘さんはとある僕立中学に通い、東大合格を目指して活き活きと勉強を続けている……という所で終わりますが、現在は東大医学部医学科に多数合格者を出す有名僕立高校に通っているそうです。

詳細は明らかにされていませんが、桜蔭中学校を受験される方の多くが併願で選ぶ豊島岡女子学園ではないかと言われています。ここも中高一貫で、近年では女子御三家(桜蔭学園、雙葉学園、女子学院)を脅かすほどの猛追を見せているんだとか。1学年350人前後から、毎年100人強の医学部合格者を出しています。

一方、お父さんは受験前に飲んだ薬の減薬治療中。娘さんがまたいつか壁にぶつかった時に少しでも助けになれるよう、自分でも可能な範囲で勉強を続けているそうです。

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