古来、太陰暦を使用していた時代の人類は、月の満ち欠けと共に生活してきました。

新月の日を1日、月の真ん中である15日には満月を望み、そしてまた新月へ。そうして人々の生活の中心にいた月のサイクルも、太陽暦に変わってからは振り返られることも少なくなりました。

しかし、科学技術が発展した現代でも、月は人の感情に強く影響すると信じられています。新月から満月、そしてまた新月に欠けていくまでの間に、月は人の心の状態を左右していると考えられているのです。

月の満ち欠けがあなたの身体や心にどのようにして影響しているのかを知り、月のサイクルと上手に付き合っていければ、社会に荒ぶストレスの渦をうまく乗り切るヒントになるかもしれません。

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新月

新月

「新月」は緊張がピークに達する時間だと言われています。

緊張の時

神経が昂りやすく、感覚が鋭敏になる新月は、周囲からの刺激に強くなるため、何か新しいことを始めるのに適した時期です。

一方で、些細なことイライラしたり、焦燥感に苛まれがち。冷静さに欠けている時期なので、何かを大成・完成させるには向きません。

新月にしたいこと

「新月」の時期は“新しいサイクルの活動の種を蒔くフェーズ”とされています。

「下弦の月」で立てた計画を実行に移す時です。

ストレッチやヨガ、太極拳などのリラクゼーション効果のあるゆったりした運動を取り入れると、余計な強張りがほぐれて、ほどよい緊張感を得られます。

決意を新たに何かをお願いするにも良い時期で、願い事のおまじないなども注目されています。

また美容院やエステで気分を新しくしたり、引っ越し、新品を使い始めるのに演技が良いとされています。

上弦の月

上弦の月

月が満ちていく「上限の月」の時期は、外部の刺激を受け取りやすくなります。

浮き沈みの激しい時

その分、飲み込みが早く上達し易いので、何かを覚えたりするのに適しています。

褒められたり煽てられたりすると、気分が高揚しやすい時期ですが、嫌なことも受け取りやすくなっているので、落ち込み方も激しい時期でもあります。

良い方にも悪い方にも妄想が膨らみやすいので、ポジティブな考え方でぐいぐい前を向きやすい反面、ネガティブな考え方で自分を追い込みやすくもなっています。

上弦の月にしたいこと

「上弦の月」は“完成させたい目標へ向かって邁進していくフェーズ”とされているため、物事を進めていくパワーが発揮される時期です。

成功に向かって黙々と手を動かしましょう。

ただ、進むパワーが強すぎて空回りし、トラブルを招きやすい時期でもあるので、新月の時期に決めた段取りを感情的にならずに淡々と進めていくことが大切です。

物事を吸収しやすい時期でもあるので、勉強や読書もオススメです。

「吸収しやすい時期」が転じて太りやすい時期とも言われているので、特に節制を意識したい時期です。

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満月

満月

月のパワーがもっとも満ちている「満月」は、今までしてきたことの結果が出る時期です。

感情が満ちる時

心の中に溜めてきた感情が一気に満ちて外側に押し出され、感情に振り回されやすくなっています。

幸せで前向きな気持ちで過ごしていれば、多幸感に包まれる最高の時期ですが、不安や憂鬱を抱えていれば、急に泣きたくなったり、漠然とした不安が増長されて落ち込みやすい時期でもあります。

満月にしたいこと

「満月」は“これまでの活動の結果が出るフェーズ”とされています。

感情的になりやすい時期なので、ちょっとしたことが思わぬ結果を招くことも。特に恋愛では、つまらないことがきっかけで別れ話に発展することもあるので注意が必要です。

反面、面白いこと、笑えることを思いっきり楽しむにはとても良い時期です。瞑想などで自分の気持ちを見つめなおし、心の状態を整えるのにも向いています。

これまでの結果に感謝をする時期でもあり、最近では金運アップを狙う「お財布フリフリ」が注目されていたりします。

下弦の月

下弦の月

満ちた月が欠けていく「下弦の月」は、溜まった感情が流れていく時期です。

感情が流れる時

よりフラットな状態に近づきやすく、興奮気味であれば冷静に、憂鬱気味であれば「なんとかしよう!」と意気込みやすくなります。

しかし、「下弦の月」は、結果を見て次の一手に向けて冷静に考えを巡らす時期で、新しいことを覚えたり、さら邁進するには向かないので、落ち着いて状況を整えましょう。

また、この時期に受けたストレスも受け流しやすくなっています。ただ周囲も同じ状態なので、いつも以上に風当たりを強く感じるかもしれません。

下弦の月にしたいこと

新月から満ちていく上弦の月とは逆の、欠けていくまでの折り返し地点の月が下弦の月です。

この時期は“新しいサイクルに向けてリフレッシュしていくフェーズ”とされています。

お金も人間関係も何事も、スペース、つまり余裕がなければ新しいものは入ってきません。新月の新しい活動に向けて、満月の時期に出た結果を振り返り、自分に必要なもの、不要なものを整理していく時期です。

例えば、部屋の掃除やメンテナンスをする、不要なものを捨てる、お金の出入りを見直すなど、次の活動の下準備をすると良いでしょう。

感情が流されやすいので、上弦の月での邁進をよりスムーズにするための、新しい計画を練るのにも良い時期です。

また、月が細っていく時期なので、人も痩せやすいと言われています。ダイエットの結果を待つなら、下弦の月のこの時期ですね。

まとめ

家に帰る時、夜の窓辺から、少しだけ時間を作って夜空を眺めてみると、「新月」から「上弦の月」、そして「満月」を経て「下弦の月」へ……いずれかの月がぽっかりと浮かんでいるでしょう。

そうして月と自分の生活を結び付けてみると、変わらないと思っていた日常の中に、月のサイクルにも似た躍進のリズムを感じ取れるかもしれません。

普段ならば周りのせい、自分のせいにしていたことを、「自然のリズムの流れの中にいる」と割り切ることも出来ます。“悪い考えに囚われないこと”は、一般的に思われているよりもはるかに大切なことです。

古来から大切にされていながら、科学的な根拠を求められて忘れ去られた月との調和。ストレスに追い込まれがちな現代だからこそ、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

それぞれの月が感情に与える影響を知り、月のリズムと自身の感情との不思議な調和を感じ取ることで、ストレスや何気ない日常との新しい付き合い方が見えてくるかもしれません。