慶事の中でも、七五三はなかなか厄介な相手です。お祝い事だから華やかに~、だけど神様に会いに行くから派手はダメよ~、ってね。細かいルールやマナーがたくさんあって、あれこれと小難しく考えてしまいがち。

しかし、実はそんなに難しく考える必要はありません。時代の流れで随分とカジュアルになってきているのもありますが、そもそも日本の洋服の正装のルールはかなり曖昧で、正式に決められているものではないのです。

とはいえ、周りから浮かないように、後ろ指を刺されないように、“ちゃんと”していきたいと思うのが人情というもの。

そこで、今回は七五三の母親の洋服ベスト3のスーツ、ブラックフォーマル、ワンピースのメリットとデメリットや、七五三に合わせたコーディネートのコツのお話です。

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圧倒的支持率!スーツのコーディネート

七五三の圧倒的スーツ率!!地域にもよりますが、一番簡単で無難なのか、スーツでお参りする方は特に多いです。

退屈でグズる子供を抱っこして、抱えたまま「修行か!!」ってぐらい歩き回り、時には百戦錬磨の暴れ馬を追いかけまわす戦闘服。

ジャケット

テーラードでしっかりと見せるのも良いですし、ノーカラーで上品さを出すのもあり。特にノーカラーはカジュアルダウンさせても着回し出来るのでおすすめです。

スカート

スカートはAラインを選ぶと、さりげない可愛さで少し華やかに。ハイウエストなタイトスカートはキチッとしたデキる女の印象を与えます。サーキュラーのドレープでふわっと華やかに遊んでみるのも良いでしょう。

しかし、スカートは小さい子どもがいると裾が気になります。気が付くとビロンビロンになっていたりすることもしばしば……

写真撮影はスカートの方が見栄えが良いですが、参拝はパンツスタイルでも全然OKですよ。参拝の服装に神経質な伊勢神宮のお墨付き。

濃い目のパンツスーツと白シャツのコントラストがキツイと感じたら、明るい色のベルトで取り持ってあげると、スッキリと印象を和らげてくれます。

タイトスカートやパンツスタイルはカチっとしていて華やかさに欠けがち。そんな時は、さりげないフリルやリボンタイのブラウスで胸元をちょっとゴージャスにしてあげると、全体に動きが出てエレガントな雰囲気がでます。

スーツの色とインナーや小物の色

ダーク系の合わせ方

ダーク系の色はビシっと引き締まって見えますね。インナーや小物は、明るい色を選ぶと柔らかく優しい印象に。白を選ぶとコントラストで爽やかな清潔感が出ます。

色味のあるものを合わせる場合は、ネイビーなら青系、茶ならベージュ系と、グラデーションで合わせるとよくまとまります。柔らかいピンク色もフェミニンな大人の女性の可愛らしさを醸しだしてくれます。

鮮やかな色で指し色に入れたり、顔周りに明るい色を持ってくると、一段と華やかに見えますよ。

明るめの色の合わせ方

ベージュなどの明るい色合いのものは、お父さんの濃いスーツとのコントラストのバランスが良く、家族の印象を柔らかくしてくれます。

インナーも同じく、色も明るめで柔らかい印象のものがおすすめ。例えば、襟付きなどの硬いシャツのキチッとしたイメージはジャケットの色のイメージとチグハグになってしまいがちです。

グレーはダーク系の引き締まった印象を引き継ぎつつ、柔らかくコーディネートできます。淡いピンクなんかを取り入れると、柔らかく、可愛らしく、それでいてしっかりとした大人の女性を演出できますね。

ちょっと難しいかも?ブラックフォーマルのコーディネート

ブラックフォーマルもよく選択肢にあげられますね。しかし、そのまんまだと喪服。さりげなく小洒落ると中途半端な印象になりますし、強い黒に合うように、コサージュやアクセサリーでバランスを取ろうとすると華やかになりすぎます。

気が付くと子供より気合が入って、お父さんがビジネススーツだった日にはもう。下手をすると自分にだけ後光が射していたりします。

とにかくコーディネートが難しい!

それだけに、ブラックフォーマルでビシっとおしゃれに決められるご夫婦には憧れますね。

女性のブラックフォーマルは、あまりカチッとした印象だとまんま喪服になってしまうので、慶事にも着まわせるようにゆったりとした華やかな形が多いです。

しかし、あまり派手なデザインだと合わせるのが難しくなってしまうので、シンプルなものを組み合わせでコーディネートしてしまいましょう。

黒は色の中でもかなり強いので、何を合わせてもしっかりとした印象が崩れません。子どもが晴着で、お父さんがブラックフォーマルなら一考の余地あり。

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フォーマルからカジュアルまで!ワンピースのコーディネート

お父さんが選べるところはネクタイとシャツぐらいしか選択肢ないので、ワンピースで自由自在に合わせてあげると、話し合いも家族の見た目もまとまり易いです。お子さんの衣装がスーツやワンピースでも、バランスを調節しやすいのでおすすめです。

ノースリーブの場合は、季節的にもジャケットは必ず用意していきましょう。お父さんもスーツですし、袖付きでもジャケットを用意していく方が、家族全体が上品に見えます。

カーディガンでも大丈夫ですが、素材感やデザインで華やかになりすぎないように注意。

色から選ぶ

王道のネイビー

フォーマルな場で上品に季節感を出すなら、王道のネイビー。コーディネートを選ばず、着る人を選ばず、着やせ効果も期待できる万能なやつです。お父さんのダークスーツと並んでも印象が浮かず、子どもの衣装がより際立ちます。

合わせる上着はベージュ系がセオリーでしょうか。補色になってよく映えるので、明るい色は華やかに、暗いベージュは上品に決まります。

靴や小物はベージュか青に合わせても良いですし、黒や白などでコントラストを楽しむのも〇。黒はシックで大人っぽく、白は洗練された雰囲気になります。

優しい印象のベージュ

よく勧められるベージュのジャケットは、あまり明るすぎると全体がボヤっとした印象になってしまいます。濃い色を足して引き締めようとすると、コントラストのキツさからベージュの柔らかさが失われてしまうので、四苦八苦。

少しだけ濃い目のベージュを明るいベージュとのグラデーションでまとめると、品よく華やかに落ち着きます。ワンポイントで黒の靴や小物を取り入れて、よりエレガントな大人のベージュフォーマルに。

あとがき/格式なんて関係ない!

七五三では“子供よりも格式が高くならないように”とか、“父親と母親の格式を揃える”とか、服装の「格式」についてのルールがいくつかあります。

“格を揃える”というと、多くの場合は「お父さんがブラックフォーマルだったらお母さんもブラックフォーマルじゃないと!」とか、「お母さんがワンピースだったら、お父さんはビジネススーツで!」とか、そんなふうに言われますが、実際、服の種類は関係はありません。

要は見た目です。見た目のバランスが取れているかどうか。つまり、おしゃれの話です。つまるところ、ちゃんとシチュエーションに合わせたおしゃれをしていけばよいのです。

ルールはもちろん大切ですが、肩の力を抜いて、TPOに合わせたおしゃれを楽しみましょう。それが引いては服装のマナーを守ることにもつながります。