パソコンに始まり、ノートパソコン、スマホ、ポケットwi-fiと、社会を取り巻くインターネット環境はどんどん身近になってきています。

そんな中、ありそうで意外とないのが車に搭載されているネット回線。

頻繁に車を使う人にとっては、もう部屋みたいなものです。そこで、車のネット回線事情はどうなっているのかを調べてみたところ、2014年辺りから関係各社が続々と開発を進めていることが分かりました。

Sponsored Link

パイオニア《LTE搭載ミラー型端末》

パイオニア ミラー Wi-Fi

パイオニアは、車両空間における「総合インフォテインメント」のリーディングカンパニーを目指し、今後広がりが予想されるコネクテッドカーに向けて“次世代車載機器”と“クラウドサービス”の開発・提案を……/

パイオニア公式サイト報道資料より引用

パイオニアから発売されている、LTE搭載ミラー型端末。

この商品はルームミラーに搭載する本機は天気予報や時刻などの基本情報はもちろん、渋滞情報やナビ機能、さらにはドライブレコーダーまで搭載したタッチパネルのスマートフォンならぬスマートミラー。

これがLTE搭載で、車内でもスマホをネットワークに繋ぐ事が出来る!

音声対話型ドライブエージェントサービスと呼ばれる、音声による操作も可能なんだとか。つまり、wifiを飛ばせるスマホがミラーについていると思えば良いでしょう。

しかし、ここでちょっと冷静になりましょう。

LTE搭載してスマホ使えるならミラーいらなくない?LTEだけでよくない?

むしろミラーにスマホを設置したい

むしろスマホをミラー辺りに設置できてWi-Fiを飛ばせる何かであればそれでいいのです。充電できればなおよしです。

スマホひとつあれば天気予報などの基本情報はもちろん、ナビも出来るしSiriもついています。

その方が経済ですし、何より使い慣れている機械をそのまま輸入できるのが大きいですね。すごく未来を感じさせてくれる商品ではあるものの、必要かと言われると個人的にはNO。

参考

Yモバイル/ウィルコム沖縄《Car Wi-Fi 404HW》

Car Wi-Fi 404HW
ワイモバイル/ウィルコム沖縄による《Car Wi-Fi 404HW(Huawei製)》1万4889円(税込み1万6080円)。

車載のシガーソケットに差し込み、ボタンを長押しするだけでWi-Fiが使用可能になるという車載Wi-Fiの草分け的存在!USB端子搭載で、充電しながら使える、日本初の車載Wi-Fiデバイスらしいです。

これこれ!こんなのを待っていました!!

参考にした記事によると、エンジンかけたらいちいち電源をONにするためにボタンを押さないといけないとか、車種によってはUSB端子にケーブルが刺さらず、404HWを天地逆にしないといけないとか、デメリットもチラホラ聞こえるものの、やはり便利!

今のネット環境にフィットするし、これはほしい!と思いきや……

Yモバイルのシェアプランでしか使えない

これがYモバイルのシェアプランでしか使えないんだとか(2015年12月現在)。

そうなるともう完全にシガーソケットで充電できるポケットwi-fiと変わりありません。あちこちに持ち運ぶ手間が省けるぐらい。

「スマホプランL」で月額0円でSIMを追加できるので、Yモバイルでスマホ回線を契約する人は待ったなしでゲットしても良さそうなものですが、これのためにYモバイルと契約するか?と言われると……う~ん……。

例えば運転を生業としていて、日常的に車に乗る生活を送っている人なら悩む余地もあるかもしれませんが、私にはオーバースペックすぎるかな。

参考

Sponsoerd Link

Audi《アウディA3スポーツバック》

新型A3スポーツバック アウディ Wi-Fi

車に直撃のWi-Fi搭載!

アウディ・コネクトという「MMIナビゲーションシステム」に搭載された通信回線を使えるナビオプション(30万円)。高いですね……。

MMIナビゲーションシステム

MMIナビゲーションシステムは、インターネット経由で取得したニュースや天気予報、飛行機のフライト情報などをリアルタイムで取得できるシステムです。

Google Earthを使ったナビゲーションシステムを搭載しており、インターネットを使ったクラウドサービスへの意気込みが感じられます。

しかし、それらもスマホがあれば十分に事足りてしまう……。

さらに下に紹介するレビュー記事では、右利きで左側のパネルをタッチで操作する難しさにも言及されており、操作性に難ありな一面も。

この場合、スマホも左手で操作することになるわけですが、これはやはり日常から触っている「慣れ」の問題でしょうか。私自身は、左手でスマホを操作するのを難しいと感じたことはあまりありません。

まぁ、ナビに関してはスマホで良いかな……。

肝心のwi-fi接続

アウディ コネクトには、最大8台までのデバイスをWi-Fi接続できるWi-Fiルータの機能が内蔵されている。いってみれば、車内が「Wi-Fiホットスポット」になるというわけだ。

車内Wi-Fiを搭載するアウディ「A3」は楽しいクルマか? より引用

車にノートパソコンを持ち込んで作業したり、SIMを持たないipadでネットサーフィンを楽しんだりもできますね。

気になるのは回線の料金システムや速度といった「質」の面ですが、この辺りの詳細な情報は拾えませんでした。

ポケットwi-fiでも回線が切れたり遅かったりして安定しづらいですし、さらに走る車の内部とあればあまり期待はできそうにありません。

参考

まとめ

2015年はまだまだ各メーカーが手探りで邁進している状況のようです。

例えば、トヨタは車に順次Wi-Fiを搭載する見通しだそうで、それに準じて「トヨタフレンド」というSNSサービスの展開も視野に入れているのだとか。

各社、車関連のクラウドサービスには力を入れて取り組んでいるようです。

これだけインターネットが身近になってきたことですし、そろそろ何か良いものがあるかと思いきや、意外と少なかったですね。

私の場合は、ポケットWi-Fiを契約して、それをUSB充電で車内に持ち込むのが適当そうです。

電波の良い都会では経済的な理由で車よりも徒歩や電車が大多数、車で生活する田舎ではまだまだ電波が不安定。

この辺りの事情がもっと解決されれば、車のwi-fi環境の普及率もどんどん上がってくるのかもしれませんね。

しかし、これから個人のネット環境はますます自由になっていくでしょうし、インターネットが完全に社会の基盤になる日もそんなに遠くはないでしょう。

例えば、所有者や走行記録をデータとして蓄積していくドライブレコーダー。これらの端末が、車のナンバーぐらい義務付けられるような社会も、以前より遥かに想像しやすくなってきました。

「ユビキタス社会」という単語が騒がれて久しいですが、いよいよ現実味を帯びてきた感じがします。