黒山羊と森

「現実を見ろ」という言葉は人を殺すし、夢を見ないと人は濁っていく

考えごと

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自分が何かしたいことがあって、やってみようと相談した時、実際に動き出した時、「現実を見ろ」と言われて落胆したことってありません?

僕は結構あるんですよ。

僕の少年時代は社会のレールを全く意識しない、いわゆる「夢見がち」な子供でした。今よりもまだまだ「大学に行っていい会社に入る」っていう価値観が常識だった時代です。

そんな僕に、大人たちは揃って「それは無理」「できるわけがない」「現実を見ろ」と圧力をかけるか、「頑張れ」って口では言うけど冷ややかに笑っているかのどちらかでした。

あれから十何年が経って、あの時僕を笑った大人たちと同じ年齢になってみて、分かったことが2つあります。

まずひとつは「現実を見ろ」は人を殺す言葉だということ。

もうひとつは、人は「夢」を見ないと濁っていく生き物だということ。

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お前には出来ない

言葉の選び方はそれぞれですが、“何を言っているのか?”という本質を追ってみると、その多くは「お前には無理」っていうメッセージでした。

「現実は厳しい」「成功するのは一握り」「好きなことで食っていけるほど社会は甘くない」

どんなに理屈を並べ立てたところで、言いたいことはみんな一緒。

“伝えたいこと”は、良くも悪くも色んな想いがあったんだと思います。

それは「辛い人生を送って欲しくない」という親心だったり、「社会のレールに乗ることが一番良い人生」という思考停止の常識論だったり、自分ができなかったことをやろうとする若人への嫉妬心だったり。

それでも言うことが一律に「お前には無理だからやめておけ」というメッセージになっているのが不思議です。

「厳しい道のりだ」ってことを強調する悪さ

「無理」というメッセージの悪さは、とにかく例外なく、その道がいかに厳しいかを強調してしまうことだと思います。

だって、全てのことは無理から始まるんですよ。ライト兄弟だってそうだし、エジソンだってそうだったし、歴史的な偉人に限らず、世の中の全ての仕事は「他人に無理なことを自分の理(ノウハウ)で可能にする」こと。それが上手くいった時、初めて対価をもらえるのがお仕事です。

無理に理を加えて、合理的にしていくのが人間の人生じゃないですか。人間である以上は、その道理には逆らえません。

それを「現実を見ろ」とか「社会は甘くない」なんて言葉で厳しさだけを植え付けて抑え込もうとするなんて、何という悪。

無理はやめる理由にならない

無理
《名・ダナ》理を欠くこと。
道理に反すること。「―が通れば道理が引っ込む」「君が怒るのは―もない(=もっともだ)」。理由が立たないこと。 「―な願い」
行いにくいのに、押してすること。

理を欠くこと。つまり、無理を通すには理が必要だってことです。

それは具体的な方法論で、膨大な量の練習が必要なのかも知れないし、経験が必要なのかも知れないし、あるいはもっと前の段階にチャレンジする必要があるのかも。状況によって必要な理は違います。

大事なのは、“無理”が一概にやめる理由にはならないってこと。無理なら、理を通せば良い。

でも、「現実を見ろ」という言葉には、「諦めろ」というニュアンスが当然のように含まれています。確かに現実を見ることは大事。でもそれは、やりたいことをやめる理由にはなりません。

夢を見ることの大切さ

そんなことが当たり前にまかり通っているからか、最近は「将来の夢」に対して冷めてしまっている子供も多いようです。

平井さんの呼びかけで登場したのは、3人の子どもたち。平井さんはそれぞれに「なりたいものは何ですか?」と夢について問いかけます。すると、子どもたちは口をそろえて「ありません」「なんでもいい」と答えたんです。なかでも8歳の女の子けいちゃんは「女優さんになりたいけど、無理だってわかってる」と、すでに夢を諦めてしまっていました。
tabi-labo

なんか、子供たちにこんなことを言わせるのってすごく寂しいなと。

夢って大事なんですよ。本当に。

でっかい立派なもんじゃなくても良いんです。なんとなく「面白そうだな」とか「やってみたいな」とか、そういう軽い気持ち。

遠い将来のことじゃなくてもいい。

今回はおそらく一番ポピュラーで伝わりやすいかと思って“夢”という言葉で表現しましたが、これと同じ感覚をホリエモンが何かの著書で“ノリ”って言ってました。良い表現だなーって思います。

たくさんじゃなくても良いんですよ。自分のアンテナが反応した何かをキャッチできるかどうか。何かを「面白そう!」って思うのはそれだけで個性ですから、大事にしてあげて欲しい。

自分の「面白そう」「やってみたい」もそうですけど、できれば周りの人の“ノリ”も大事にしてあげて欲しい。

夢が人を生かす

ノリを大事にするっていうことは、実行するってこと。そのためには、何が必要かを考えなければなりません。

「ミュージシャンになりたい」と思ったなら、どうすればミュージシャンになれるのかを現時点から逆算して、今自分には、あるいはその人には何が必要かを考える。

「スポーツ選手になりたい」でも同じこと。「企業したい」でも「彼女が欲しい」でも「お金が欲しい」でも、何でも一緒。何が「無理」なのか、どうすれば「合理的」になるのかを考えて試してみる。

そして1歩先に進む。失敗したら別の方法を試すし、上手くいったら次の1歩が見えてくる。そうしていると少しずつ先に進んでいきます。

この“先に進んでる感覚”こそが、明日を生きる活力。夢を叶える力です。

地道に努力を重ねても力及ばず、ひょっとしたら挫折して諦めることになるかもしれません。でも、その経験は次の「面白い」の糧になります。絶対に。

大人子供に限らず、現代の人に無気力症やうつ病が多いのは、「面白そう」「やってみたい」を否定されすぎて、「こうすべき」っていう枠にガチガチに固められちゃってるからなんじゃないかと、ひっそりと思っています。

だから「面白そう」を探す糧がない。「これをしてみたい」っていう欲求がないんですよ。本当に。びっくりするぐらい。

人間が健康に生きていくためには、夢って本当に大事なんですよ。

まとめ:面白い、やってみたいを探そう

今日、久し振りに弟に会って話をしました。

将来のこと、今の現状に悩んで少し消沈している様子でしたが、帰り際には「虫食ってみたい!タイに行こう!」って元気に帰っていきました。

お前は何を言っているんだ

っていう気持ちでいっぱいでしたが、やってみたいと思ったなら何をおいてもやるべき。やってみたら、きっとそれまでの彼では思いもつかなかった、新しい「面白そう」を見つけて帰ってくると思います。

そういう経験をたくさん積んでいけば、日常の何気ない瞬間に自分なりの「面白そう」を見つけることができる。豊な人生は、そういう「面白い」をいくつ見つけることができるかってことに比例してくると思うんです。

その糸のずっと先にひとつながりになっているものが「将来の夢」なんじゃないですかね。

僕の今の「夢」は、弟が虫を食べた感想を聞くことです。こんな小さなことが、何に繋がっているか分からないのが人生の面白いところですよね。

というわけで、夢を見るのって大事だよ!っていう話でした!最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

最近ゲームの記事ばかり書いてたから、久しぶりに真面目なこと語ったらなんか照れてきたぞ!ちょっと公開ボタンを押すのを躊躇っています(笑)

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