たまの休みにHuluで動画を見ようと思ってお菓子とジュースを準備して、万全の体勢で再生ボタンを押したのにカクッカクッて止まるし重いし、もう最悪。
そんな時のため、Huluの動画が途中で止まる・重い・カクカクする時の対策を、できるだけ簡単でお金がかからない順にまとめました。
ササッと改善して、貴重な休みを取り返しましょう!
INDEX
対策1:画質を下げて再生してみる
まず最初に試してみて欲しいのが、再生する動画の画質を下げてみること。一番簡単で効果がありそうな対策です。
基本的には、画質を上げるほど通信に負荷がかかり、動画が止まりやすくなります。
画質を下げると通信量が少なくなるので、快適に見ることができるようになります。
パソコンの場合
スマホの場合
「高>中>低」と下げていって、快適に見られる画質を探してみてください。
対策2:時間帯をずらしてみる
インターネットの利用者が多い時間帯は、Hulu側のサーバーが負荷に耐えられなかったり、回線そのものも重くなり、利用にストレスを感じることが多いです。
空いてている時間は、深夜0時~午前中。人が活動していない時間ですね。
午後からだんだんと込み始め、8時~0時までのゴールデンタイムはいつも混雑します。
そうはいっても、仕事も家事もありますし「Huluを見るのは午前中にしよう」というわけにもいかないことがほとんど……。
なかなか現実的な解決策とは言えなさそうです。
対策3:動画をダウンロードしておく
見たい動画が決まっているなら、予めダウンロードしておくのも手です。
方法は簡単で、見たい動画の横のをポチするだけ。
が表示されていない作品は、権利の関係でダウンロードできないようになっています。
全ての動画がダウンロードできるわけじゃないんですね。
また、Huluが公式に対応しているダウンロード機能はスマホ・タブレットのアプリ限定です。
PC版のブラウザではダウンロード機能を利用することはできません。
ただ、ストリーミング再生ができないぐらいカクつく・重い状況でダウンロードとなると、相当な時間がかかります。
ですので、現実的な解決策としては、やっぱり「回線速度を改善する」のが一番だと思います。
対策4:回線速度を改善する
動画が頻繁に重くなったり、止まったりしてしまう原因は、ネットの回線にあることがほとんど。
Huluの公式サイトには推奨環境が明記されているので、まずは基準を満たしているかどうかを確認しましょう。
利用デバイス | 最低速度 |
---|---|
パソコン | 下り6Mbps |
スマホ・タブレット | 下り3Mbps |
テレビやゲーム機など、その他 | 下り6Mbps |
通信速度の計測は、OoklaのSPEEDTESTが一番有名です。パソコン・スマホ・タブレットは、これで計測できます。
PS4の場合は、「設定>ネットワーク>ネットワークを診断する」で計測することができます。
PING(ピン)
回線の応答速度です。低いほど安定しています。
DOWNLOAD
回線の下りの速さです。高いほど短時間に多くのデータを読み込めます。
UPLOAD
回線の上りの速さです。高いほど短時間に多くのデータを送信できます。
理想は99以下の2ケタ。
Wi-Fiの電波の干渉を確認する
一般的なWi-Fiの電波の周波数は2.4Ghzで、多くの人がこの帯域を利用しています。
また、電子レンジやパソコンの周辺機器などもこの周波数帯に干渉します。
電波が干渉すると、回線の速度や安定性が落ち、重くなったり、途中で止まったりといったことが起こります。
パソコンの場合は有線で繋いで、スマホの場合は3G回線を使って利用してみることで、Wi-Fiの不具合かどうかを確かめることができます。
Wi-Fiルーターの場所を変えてみる
電波の干渉は、Wi-Fiルーターの設置場所を変えるだけで改善することもあります。
できるだけ他の家電や周辺機器と遠く、屋外に近い高い場所が好ましいです。
チャンネルを変えてみる
周波数帯には複数のチャンネルがあり、ほとんどのWi-Fiルーターは自動的に利用者が少ないチャンネルを選ぶことで他の回線と電波が干渉しないような工夫がされています。
ですが、利用者が多い、長期間付けっぱなし等の理由でチャンネルが被ってしまい、電波の干渉が起こることもあります。
そんな時は、ルーターの再起動や設定から使用チャンネルを変更することができます。
方法は機器によって違うので、ご使用のメーカーの公式サイトを参照してください。
周波数帯を変える
最近では、2.4Ghzの他に5Ghzを利用できるWi-Fiルーターも増えてきました。
5Ghzは家電製品には使われず、チャンネルも19あるので、干渉で速度が落ちる心配はありません。
また、高速な最新規格に対応しているため、速度を落とさずに無線通信が可能になります。
対応規格 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
2.4GHz帯 | 11b/g/n | 電波の届く範囲が広く、遮蔽物があっても通じやすい | 使用している機器が多く、混雑しているときには不安定になる |
5GHz帯 | 11a/n/ac | 利用している機器が少ないので、高速で安定した通信が出来る | 電波の届く範囲が狭く、壁などの影響を受けやすい |
もし古いWi-Fiルーターを使っているなら、最新の規格に買い替えることで問題がそっくり解決することもあります。
LANケーブルを変える
LANケーブルが原因でPINGが安定しないということもあります。
LANケーブルにも「速いケーブル」と「遅いケーブル」があって、CAT5、CAT6、CAT7(カテゴリー7と読みます)と、数字が大きくなるほど早くなります。
10年ぐらい前に買ったケーブルを使い続けているとさすがに規格が古くなっていて、せっかくの速い回線のポテンシャルを活かしきれていないケースが割とあります。
一般家庭であればCAT5eで十分ですが、スムーズに動画を見るならCAT6、CAT7のケーブルを用意したいところ。
おすすめはこれ。
CAT7のLANケーブルが2mで1,000円以内で買えて、フラットなのでドアの隙間も通れる優れものです。
回線そのものを引き直す
速度が遅くなる原因は色々ありますが、多くは回線の混雑であることがほとんどです。
電波塔からの距離によっても速度が遅くなることも。
回線速度を根本的に改善するには、ネット回線を別の会社のものに引き直すしかありません。
時間帯によって重くなるというケースは、マンションタイプの回線によく見られる現象です。
マンションタイプって?
マンション向けの回線で、ひとつのマンションで同じ回線を共有する方法です。料金は安いですが、同じマンションの住人が同時にネットを使うと極端に重くなることがあります。他には、一戸建て向けのファミリータイプがあります。
ファミリータイプに変更することで解決することもありますが、いずれにせよ回線を引き直すことになるので、いっそのこと家のネット回線を見直すつもりで改めて契約する回線を選んでみることをおすすめします。
家で快適に見るなら光回線
家で快適に見るなら、やっぱり光回線がおすすめです。圧倒的に早いです。
うちは「フレッツ光隼1Gbps」を契約していて、速度はこれぐらい。
1Gbpsって1000Mbpsなので実質1/5ぐらいしか出ていません。まぁ1Gbpsは理論値なので実際はどこもこんなものですね。
ぼくが住んでいる地域はド田舎で電波塔も遠く、20時~0時までのゴールデンタイムには著しく速度が落ちますが、それでも動画を見るくらいなら楽勝です。
光回線にもいろいろ種類があって、最近ではauなどの携帯会社が独自にネットインフラを持っていたりしますね。
ケータイ代と合わせて安くなるので、最初は「auひかり」にしたかったんですけど、対象外地域で泣く泣く「フレッツ光」になりました。
ケータイ会社と同じ会社の回線の方が単純に安くなるのでおすすめです。
各社ともに顧客を獲得しようと乗り換えキャンペーンを活発に行っているので、これを機に乗り換えてしまうのも手です。
うちも住んでる地域に「auひかり」が来たら乗り換える予定です。
- 利用しているスマートフォンなどがNTTドコモの場合:ドコモ光
- 利用しているスマートフォンなどがauの場合:au光
- 利用しているスマートフォンなどがソフトバンクの場合:ソフトバンク光
外で見るなら
Mobile Wi-Fi
外で長時間見る機会が多かったり、タブレットとスマホの両刀使いっていう人にはMobile Wi-Fiがおすすめです。
色々ありますけど、Mobile Wi-FiはWiMAXが最強ですね。
安くて速くて制限なし。
月額2,726円(税抜)で、最大758Mbpsの速度、月間データ量の制限もなし、端末代金も無料で。
しかも公式販売業者のGMOとくとくBBからWiMAX2+へ申し込むと、3万円以上のキャッシュバック。
回線速度も申し分ないので、1人暮らしの家のネット回線としても優秀です。
これひとつでスマホ、タブレット、パソコン、テレビ、ゲーム機など、全ての回線が賄えてしまいます。
ただ、持ち運ぶことを考えると、家族で使うには少し不便かも。
スマホプラン20GB
Mobile Wi-Fiの一番のデメリットは、持ち運ばなければならないという点。
小さいしかさばらないから手間自体はそれほどでもないんですけど、スマホ、家の鍵、車の鍵、財布、ポケットWi-Fiって感じで、毎日の荷物になると意外と邪魔くさかったり……。
うちでも使っていますが、旅行とか、絶対に必要になるっていう時以外は持ち出さない生活になっています。
「確かに外で動画を見られたら便利だけど、そんなに長時間見るわけじゃないな」っていう場合は、スマホのプランを見直すのも手。
心配なのは回線速度ですが、3G回線はともかく、LTEは普通にオンラインゲームができるぐらい高速で安定しています。
最近ではスマホゲームや動画配信サービスの普及も著しく、スマホ業界では通信量が大きい20GBのプランを格安で提供するようになりました。
そこで、20GBで何時間の動画が見られるかを計算してみました。
- 720p:約30時間
- 480p:約40時間
- 360p:約60時間
家ではWi-Fiを使うことを前提にすれば、ゲームなどで利用することを考えても十分すぎます。
20GBプランはMobile Wi-Fiに比べても安いとは言えない金額ですが、いつでも変更できるので、まずはLTEの10GBぐらいから試してみてはいかがでしょうか。
対策5:サポートに問い合わせてみる
それでも改善しなければ、サポートに問い合わせてみましょう。
Huluのヘルプセンターでは、デバイスごとの解決策を質問形式で紹介しています。
Q&A形式で数が多いため、同じ問題を探すのが少し大変ですが、見つかればスムーズに解決できそうです。
参考 視聴に関する問題Huluヘルプセンター固定電話:0120-834-126(無料)
携帯電話:050-3851-3926(有料)
Hulu側が原因と言うこともある
実は、2017年5月17日に日本版Huluは大幅なリニューアルを行い、一部の視聴者が動画が見れないという事象が発生しています。
口コミでもちょうどこの頃に「動画が止まる」という話が急増していて、ちょっとしたネットニュースにもなりました。
ひょっとしたらHulu側に原因がある可能性もあるので、どうしても解決しない場合はサポートに問い合わせてみることをおすすめします。
まとめ
できるだけ簡単でお金がかからない順に対策を紹介していきました。
もう一度、まとめますね
- 画質を下げてみる
- 時間帯をずらす
- ダウンロードする
- 回線速度を改善する
- サポートに問い合わせる
一応、サポートの方も忙しいでしょうから「色々と試してもダメならサポートに連絡してみましょう」という文脈で話をしていますが、ぶっちゃけ一番最初にサポートに問い合わせてみた方がこちらは楽だったりします。
ネット回線は様々な要素が複雑に絡み合ってなりたっているので、遅い、重い、カクつく原因を探すのが本当に大変です。
時間やお金を費やしてあれこれ試した挙句「リニューアル中でした」じゃあ、堪りませんからね……。
なので、実際は下の順番が一番手間がないかな。
- 画質を下げてみる
- 時間帯をずらす
- ダウンロードする
- 推奨環境を確認する
- サポートに問い合わせる
- 回線速度を改善する
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