しばらくぶりのOverwatch。Ash実装依頼かな。
最近フレがレート2000を抜けられないと悶えていたので、一緒に練習してなんとか2000を超えることができました。
その過程で思ったことやアドバイスしたことなどをまとめてメモしておこうかと。
「自分は仕事してるのに野良の人が上手くまとまってくれないんや」っていう人に読んでもらいたいです。
Overwatchの基本
人のせいにしない
2000以下のレートでは味方に向かって「noob」とか「troll」とかって罵声が飛ぶ光景をよく見ます。
まとまってくれないとか、単騎で突撃して死ぬとか、確かに戦犯だし負ける要因のひとつではあるんですけど、全てがその人のせいっていうわけじゃありません。
ライバルマッチは基本同じレート同士で当たってるので、チーム同士の実力は同じぐらいなはずなんです。Overwatchのレートは恐ろしく正確らしいですからね……。
人のせいにし始めるとなかなか上達しません。Overwatchは連携が物を言うゲームです。負けたってことは相手のチームの方がうまく連携が取れていたってこと。
1にも2にもリグループ
とにもかくにもこれに尽きます。このゲームは5vs6になった時点でかなり不利です。
味方がほぼ壊滅して3vs5っていう状況になっても戦い続けて順番にやられていって、ゲーム終了まで巻き返すことができずに負けるパターン。
これ何がマズいかっていうと、相手のUltがモリモリ溜まっていきます。人数差がなくても相手の方が圧倒的に有利な状況ができてしまうんですね。
さらに、味方と時間差で倒されることでこちらのリグループが遅くなるので、目標タイムを競うライバルマッチでは特に不利です。
「常に味方の動きを意識しろ」とは言いませんが、(そりゃあできるに越したことはないですけども)突入時ぐらいは一緒に突撃するようにしましょう。
それまでスイスイ進んでいたベイロードが嘘のように動かなくなったり、最初の目標にかすりもできずに負けるのはだいたいこれが原因です。
基本中の基本なんですけど、なかなか周囲を見る余裕がないのか、単騎、もしくは少数突撃で死んでいる姿をよく見ます。
押しすぎない
引き際を見極めると言ってもいいかも。
コントロールで目標が取れた後、敵を求めて相手の陣地の方まで押してしまってkillされているシチュエーションってありませんか?特にタンク。
タンクが出過ぎてしまうと、味方は見殺しにするわけにもいかず付いていくしかないので、不利な場所や陣形で戦うことになり、そのままなし崩しに瓦解してしまうことが多いです。
あとよくあるのが、ベイロードで相手に押されて後退してしまった後、敵がベイロードよりかなり前に前線を敷いて来たにもかかわらず、「あそこまでは進めたから」と相手の前線を意識せずに進んでしまって各個撃破されていく場面。
どこが相手の前線で、自分たちがどこまで安全に進めるのかを意識するのは基本です。
個人でできること
以上がコツというか基本なんですけど、んなこたぁ分かってんだって話ですよね。いうてこちとら野良なんやと。味方は一人で突撃して死ぬし、全然集まってくれないし、一体自分はどうすれば良いんやっていう。
結局、出来ることと言ったら自分の仕事をきっちりやることしかありません。
でも、特別上手くやる必要はないです。芸術的なキルなんて必要ありません。連携が上手くいけばいくほど、驚くほどあっさりキルできちゃうのがOverwatch。
難しいシチュエーションで抜群のエイムと神業的な操作で取ったキルは、連携の面から言うと落第点です。そういうシチュエーションを作らないための連携ですからね。
自分の仕事をきっちりこなせば、それだけ勝率も上がっていきます。
ロール毎の仕事を整理してみる
というわけで、タンク、アタッカー、サポートの各々のロールの仕事をもう一度整理してみましょう。
タンク
主な役割は囮になって相手の火力を吸い込むこと。
決してキルを取るのが仕事ではありません。味方のアタッカーを信じる心が大切。
レート2000以下だとキルを取ろうと無理して深追いしたり、味方の射線が通らない場所に突撃していくのを控えるだけでも勝率がグッと上がると思います。
囮になる
タンクの一番の仕事は囮になることです。味方に自分を狙わせて、その間にアタッカーがキルを取ってくれるのが理想です。
タンクとしては、狙われている時間が長いほど優秀。その分味方のアタッカーが動きやすくなるので、狙われれば狙われるほど勝てる可能性が上がっていきます。
ただ、囮になるといっても普通にダメージを食らっていたのでは相手のUltがモリモリ溜まっていきます。そうなると結果的に味方を不利にするので、極力ダメージを食らわないようにダメージを与える工夫が必要になります。
ラインハルトの盾、Dvaのマトリクス、ゴリラのバリアなどなど、Overwatchのタンクには狙われながら生き永らえるためののアビリティが揃っています。
例えば、ゴリラなら相手の死角から飛び込むとか、Dvaなら機動力を活かして動き回るとか、ラインハルトなら盾が無視されだしたら殴りにいくとか。
タンク1人が敵のフォーカスを受けて生き永らえる時間はだいたい2秒~4秒。メインタンクが死にそうになったら入れ替わりにサブタンクが前に出ます。
ラインハルト・ザリアの組み合わせがメジャーなのは、ダメージをほとんど貰わずにスイッチできるので他に比べると難易度が低い組み合わせだからだと思います。どちらも強力なイニシエートUltを持っていることもありますが。
サポートを守る
メインタンクはイニシエートする仕事があるので、戦闘中のサポートの護衛は主にサブタンクのお仕事です。
メインタンクも最前線から帰ってきたらサポートが狙われていないかを意識してあげるとGood。ザリアやDvaがサブタンクに選ばれやすいのは、サポートの護衛がやり易いのも理由のひとつ。
最前線で囮になる。ヒーラーを護衛する。この2つの仕事を2人で交互に行うのが理想です。
ポジションを確保する
主にDvaやウィンストンのような機動力のあるタンクのお仕事です。
例えば高台を取っているソルジャー、マクリー、ウィドウメイカー、アッシュなど、中~長距離の射程を持つアタッカーを押しのけてポジションを確保します。この人たちに良いポジションを与えて放っておくとガンガンキルを量産していくので。
逆に言えば、ポジションを取らせなければ大した仕事はできません。ラインハルトの盾の裏に押し返したら勝ちです。マクリーはちょっとキツイですけど、他はだいたい逃げていくので倒せなかったら深追いせずに味方の下に戻りましょう。
こうして、敵集団からこちらを囲み込もうとはみ出した敵を処理することを「敵を整理する」と言います。
敵の整理が上手くいくと、こちらのダメージを最小限に抑えながら相手にダメージを与えていくことができます。
アタッカー
タンクやヒーラーに比べて、瞬間ダメージに長けたロールです。瞬間的に多きなダメージを与えたり、敵にトドメを刺すのが仕事。
全体的にダメージをばら撒くのが得意なヒーローと、狙った敵にトドメを刺すのが得意なヒーローの大きく2種類に分かれています。
タンクがイニシエートしてから戦闘を開始するのが基本。間違っても先陣をきって敵の前に出ないように。
自分が狙われたら無理をせずに退避。もし追われても、味方の近くにいれば自分が囮になっている間に倒すことができます。
ダメージを与える
開幕直後は、できるだけたくさんのダメージを与えてUltを溜めます。キルを取るのはその後。無理して狙いに行くと死にます。
ダメージレースで上回ると相手のサポートもヒールに忙しくなるので、火力差がどんどん広がっていきます。
この時、必ず単独で動かないようにしましょう。ゲンジやトレーサー、ソンブラなど、裏を取るのが得意なヒーローもたくさんいますが、裏取りが生きるのも敵が整理されていてこそ。
自分の得意な距離を意識して、相手にダメージが入らない距離から一方的に殴るのが理想です。決して無理にキルを狙いに行かないこと。
ガッツリ布陣した敵を単独でキルするのは難しいですし、難しいことをやろうとしている=連携が取れていないってことなので、結果的に勝率は下がります。
キルを取る
アタッカーに求められるもう一つの仕事は、半分以上の体力を残した敵にトドメを刺すこと。
タンクを必死に狙っている200族に複数人で上手く狙いをつけることが出きれば、驚くほど簡単に落とせます。
重要なのは、複数人でかかるってことです。タンクとセットでも良いですし、アタッカー2人とセットでもOK。味方のタンクを狙っているアタッカーやヒールに忙しいサポートで、味方と連携して落とせそうな敵を吟味して落としていくこと。
これを「フォーカス」と言います。
自分が狙いやすいからといって、味方も同じだとは限りません。味方との位置関係を意識して、一緒に狙える敵をフォーカスするのが大事。
そして、そのためにも手当たり次第にダメージを入れていくのが大事。なぜかというと、自分が攻撃を当てた相手じゃないと体力が見えないので。
ポジションを確保する
タンクと一緒に有利なポジションを確保しに行きます。具体的には敵が見下ろせる高台や、味方の射線だけが通る狭い出口など。
高台を取っているソルジャーやマクリーは絶対に無視してはいけません。これを無視して進むと、上から右から左から蜂の巣にされます。
射程があるヒーローなら対面する高台から牽制しても良いですし、ゲンジなどの機動力のあるヒーロ―なら直接乗りこんでいってもいいです。
これもできれば一人では行きたくないんですが、野良なので致し方ないところもあり……。
サポート
アタッカーが仕事をしやすいように、タンクが1秒でも長く生き永らえるようにサポートするのが役割です。
ブリギッテやルシオのようにタンクの役割をこなしたり、アナやゼニヤッタのようにアタッカーの役割をこなしたりもできます。
ヒールする
ヒールの優先順位のセオリーは、アタッカー>サポート>タンクです。
アタッカーがいないとタンクが囮になる意味もサポートがタンクを守る意味もなくなってしまいます。よく周囲を見渡して、ヒールが必要な味方はいないかを逐一チェックしましょう。
持ち味を活かしてサポートする
サポートには、ヒールの他に味方の仕事を楽にしたり、敵の動きを阻害するアビリティが豊富です。
例えば、アナはバイオティックで回復不能デバフを付与したり、スリープダーツで人数差を作ったり、相手の動きを制限する能力に長けています。
ゼニヤッタは不和と距離減衰なしのオーブで敵集団からはみ出た敵の処理・牽制が得意。マーシーはダメージブーストでの火力アップと蘇生によるリグループ。
ルシオは移動速度バフで味方集団を高速で運んだり立体的に動き回ってフォーカスを受けたり、モイラはダメージディーラーとしてダメージをまき散らし、ブリギッテは持ち前の硬さとしぶとさでタンクの真似事ができます。
タンクやアタッカーよりも「自分が何ができるのか」がより重要になってきます。
敵味方のチーム全体の特徴や強みを把握して、それにぶつけるピックと動きを求められ、これらをヒール片手間にやらなければなりません。僕はアタッカー・タンクが埋まって消去法でサポートをピックすることが多いですが、個人的には他のロールよりも難しく感じています。
まさに縁の下の力持ち。
まとめ
Overwatchでやることは主に囮、攻撃、回復の3つだけ。
それぞれに細かいテクニックがあって、細分化すればもっといろいろありますが、大きくはこの3つのどれかに分類されます。各ヒーローはこの3つの仕事のうちのどれかを必ず割り振られています。
この3つのバランスを考えてPickをするとか、自分のヒーローが今何の仕事をしているのかを意識しながら動くとかすると自ずと連携も生まれてきますし、そうすれば2000を越えるぐらいはわけないんじゃないかと。
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